データ通信用eSIMの契約と設定 (iPhone XS編)

eSIMの契約と設定 (iPhone XS編)
eSIMの契約と設定 (iPhone XS編)

iPhoneはXSからデュアルSIMに対応し、中国、香港を除く地域で販売されるiPhone XS以降ではeSIMが使えるようになりました。

日本ではしばらくeSIMを提供するキャリアは存在しませんでしたが、2019年7月18日から、IIJ mioでeSIM契約の提供が開始されました。
現在はデータ通信専用、かつベータ版ということで、eSIM側で音声通話はできないですが、主回線とデータ通信線用回線でプランを使い分けすることが可能になります。

IIJ mioでは、10月31日までのキャンペーンで、初期費用3000円が0円、月額1,520円(税抜)/6GBが3ヶ月間1,000円引きの520円となるキャンペーンが開催されているため契約してみました。(10月28日までに繰り上げ、10月29日現在終了済み)

Android版はこちら



事前準備

設定を行う前に、事前に申し込みページからプラン契約の申し込みを行う必要があります。申し込み完了後、数分程度でアクティベーションコードが発行されます。
このアクティベーションコード(QRコード)が必要になります。

なお、IIJ mioで契約する場合、下記の紹介コードを入力すると2ヶ月間契約通信容量が10%増量されます。(eSIM契約以外ももちろん可能)
紹介コード: 150759019803177

iPhone上での設定

設定>モバイル通信 と進み、モバイル通信プランから「モバイル通信プランを追加」をタップ。QRコード読み取り画面が表示されるので、事前準備で契約したアクティベーションコードを読み取ります。
今回は動作確認も兼ね、敢えて標準の「カメラ」アプリから読み込んでみました。カメラアプリでもQRコードは読み取れますが、アクティベーションコード用QRコードはモバイル通信プランの追加用コードとして正しく認識されました。カメラアプリから読み込んだ場合は、撮影時に表示される通知メニューをタップし、プラン追加を行っていきます。



追加されるキャリアを確認します。

追加する回線および既存の回線のそれぞれの名称を設定します。デフォルトでは既存の回線(通常のSIM回線)が「主回線」、eSIMが「副回線」として設定されます。デフォルトでは「仕事」「個人」「モバイルデータ通信」「主回線」「副回線」「旅行」のラベルが用意されていますが、これらはそれぞれ好きな名前にもでき、あとで変更する事もできます。

iMessageを使用してる場合、電話番号に紐付ける回線番号を設定します。

追加が完了すると、設定>モバイル通信>先ほど名前を付けたモバイル通信プランの名称で回線情報が追加されます。


テザリングについて

ここまで設定し、出先でも通常通信利用はすることができました。その後試しに、テザリングを設定してみようとしたところ、うまく通信できませんでした。
もしかしてテザリングは制限されているのかな?とも思っていたのですが、どうやらそういうことではなく、APN設定が正しく設定されていないと通信できないようです。

通常iOSでは、APN設定はプロファイル設定をインストールし、設定しますが、プロファイルをインストールする場合既に主回線でプロファイルを使用している場合、同じ項目が重複したプロファイルをインストールすることはできない様です。

どうするのかなと思いながらeSIM側のモバイル通信回線の設定を見ていると、端末上からAPNを設定できる画面がありました。eSIM側のAPNはこの画面から手動で設定することでテザリングも使用することができました。
IIJ mioのAPN設定はこちらにあります。


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