他のウェブサービスを利用する際に、複数アカウント作りたい!だけどメールアドレスを増やすのは管理が面倒…。という人には向いているかもしれません。
そこで、そんなGmailの変わった使い方、下記の三点を紹介します。
- +記号に任意の文字列を付けたアドレス
- .(ピリオド)記号を付け加える
- @gmail.com を @googlemail.com に変える
1. +記号に任意の文字列を付けたアドレス
普段使っているメールアドレスが sample.user@gmail.com だったとしましょう。
sample.user+ilovemusic@gmail.com のように、@gmail.com の前の部分の後ろに+(プラス)記号を付けて、その後ろに好きな文字列を付けたメールアドレスを使用することが出来ます。
上記の sample.user+ilovemusic@gmail.com 宛にメールを送っても sample.user@gmail.com 宛にメールが届きます。
2. .(ピリオド)記号を付け加える
普段使っているメールアドレスが sample.user@gmail.com だったとしましょう。
このメールアドレスは、例えば以下の様なメールアドレスとしてもメールの受信が出来ます。
- sampleuser@gmail.com
- samp.leuser@gmail.com
- sa.mp.le.use.r@gmail.com
- samp.le...user@gmail.com
ただし、最後の連続した.(ピリオド)のメールアドレスは、メールアドレスのルールとして正しく無いため、利用出来ないサービスもあるので気をつけてください。
3. @gmail.com を @googlemail.com に変える
標準のメールアドレスの@から後ろはgmail.comですが、実はgooglemail.comというドメインでも使用出来ます。
普段使っているメールアドレスが sample.user@gmail.com だったとしたら、 sample.user@googlemail.com というメールアドレスも使用出来ます。
これには歴史的経緯があります。Gmailという名前は、ドイツ国内では既に他の企業が商標として取得しており、Googleがドイツ国内でGmailという名前を使用出来ない時期がありました。
これを解決するため、当初Gmailはドイツ国内においてはGoogle Mailというサービス名で提供し、その際にドメイン部分もgooglemail.comというドメインで提供することになりました。
この部分はドイツ国内のユーザーにのみ適用、と言うわけではなく、Gmail全体としてもgooglemail.comのアドレスを使用出来る状態になっています。
現在はこの問題は解消しており、ドイツ国内においてもGmailという名前でサービスが提供されているようです。
以上、意外と知られていないかも知れないGmailの活用方法でした。
また、Webサービスを作る人で、なるべく登録ユーザーの重複を許したくない人は、メールアドレス登録時にこのGmailの仕様を汲み取ったシステムとして処理を設計する必要がありそうです。